親父の命日
今日は親父が死んで4年になる。
親父が倒れた日、その時に仲の良かった女のコに、クリスマスプレゼントを買いに出掛けていた。
家に帰ると、いつもは点いていない玄関の電気が点いていて、大掃除で片付けていた荷物もそのままになっていた。
「…?」
違和感を感じながら家の中へ入ると、しばらくしておふくろが帰ってきた。
「父ちゃん、病院だよ!」
急な事に驚いて、急いで病院に行った。
親類の所から家へ帰る途中に、脳溢血で倒れたそうだ。
医者からは長くない事を言われていたが、半年も永らえたのだから、生命力は強かったのだろう。
日曜日で、テニスのレッスンがある日だったので、ちょうど出掛けるところだった。その時に、病院から危篤の知らせが入った。
もう意識は無かったが、皆に看取られて死んだのは幸せだったのかもしれない。
身近な人がいるのは当たり前のように思っているが、突然いなくなる事もある。俺も20年前に事故に遭い、死にかけたのだから、何が起こるか分からない。
子は親の気持ちを解っているようで解っていないし、夫婦の間の事なんか解る由も無い。おふくろの心中は如何ばかりだったか…。
親の気持ちは親にならないと解らないし、夫婦の妙というものも解らない。独り者の俺には、きっと一生解らないだろう。
でも解ったのは、俺は親父が好きだったと言う事。おふくろも好きだし、兄貴も好きだ。なのに、何で悪態をついてしまうんだろう…。甘えているんだろうな。
家族の絆が薄くなっているという。幼児虐待や子殺し親殺し…。世間を騒がせている事件が全てではないけど、なんか関係が温(ぬる)くなっているのは確かだ。家族といえども個人だと…。
夜遅くにツタヤやファミレスに子供を平気で連れ歩く親。コンビニなどにたむろする少年。親の感覚がおかしくなっていると、子供の感覚もおかしくなる。子を持ったなら、子を持った親らしく振舞うものだと思うが…現実はそうはいかないのだろうか?
親父もおふくろも兄貴も、結構厳しかった。だからか、よく周りに、考え方が古いと言われる。家族の絆というのは、何もかもが手に入り、変に物分りの良い親では希薄になってしまうのではないだろうか? 今更ながら、親というものを考えてしまった。
親父が倒れた日、その時に仲の良かった女のコに、クリスマスプレゼントを買いに出掛けていた。
家に帰ると、いつもは点いていない玄関の電気が点いていて、大掃除で片付けていた荷物もそのままになっていた。
「…?」
違和感を感じながら家の中へ入ると、しばらくしておふくろが帰ってきた。
「父ちゃん、病院だよ!」
急な事に驚いて、急いで病院に行った。
親類の所から家へ帰る途中に、脳溢血で倒れたそうだ。
医者からは長くない事を言われていたが、半年も永らえたのだから、生命力は強かったのだろう。
日曜日で、テニスのレッスンがある日だったので、ちょうど出掛けるところだった。その時に、病院から危篤の知らせが入った。
もう意識は無かったが、皆に看取られて死んだのは幸せだったのかもしれない。
身近な人がいるのは当たり前のように思っているが、突然いなくなる事もある。俺も20年前に事故に遭い、死にかけたのだから、何が起こるか分からない。
子は親の気持ちを解っているようで解っていないし、夫婦の間の事なんか解る由も無い。おふくろの心中は如何ばかりだったか…。
親の気持ちは親にならないと解らないし、夫婦の妙というものも解らない。独り者の俺には、きっと一生解らないだろう。
でも解ったのは、俺は親父が好きだったと言う事。おふくろも好きだし、兄貴も好きだ。なのに、何で悪態をついてしまうんだろう…。甘えているんだろうな。
家族の絆が薄くなっているという。幼児虐待や子殺し親殺し…。世間を騒がせている事件が全てではないけど、なんか関係が温(ぬる)くなっているのは確かだ。家族といえども個人だと…。
夜遅くにツタヤやファミレスに子供を平気で連れ歩く親。コンビニなどにたむろする少年。親の感覚がおかしくなっていると、子供の感覚もおかしくなる。子を持ったなら、子を持った親らしく振舞うものだと思うが…現実はそうはいかないのだろうか?
親父もおふくろも兄貴も、結構厳しかった。だからか、よく周りに、考え方が古いと言われる。家族の絆というのは、何もかもが手に入り、変に物分りの良い親では希薄になってしまうのではないだろうか? 今更ながら、親というものを考えてしまった。





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