太陽はひとりぼっち

その日の出来事、思った事を綴るマターリ日記

第一次産業の推移

正月に書いていた記事なのだが、正月早々、身内にアクシデントがあったので、それ以来お蔵入りになっていたものを引っ張り出してきた。
もともとは少子化問題について書こうとしていたものだ。ひとつは可住地面積と特殊出生率について。もうひとつがこの第一次産業について。もったいないので、手を加えて掲載することにする。


【産業から考察してみる】

産業とは大雑把に言って、第一次産業、第二次産業、第三次産業のことだ。まず第一次産業就業者数の変化を見てみよう。

農業就業者数
1960年(昭和35) 1,454万人 16歳〜59歳 83% 60歳以上 17%
1970年(昭和45) 1,025万人 16歳〜29歳 15% 30歳〜59歳 58% 60歳以上 27%
1980年(昭和55) 697万人 16歳〜29歳 10% 30歳〜59歳 54% 60歳以上 36%
1990年(平成2) 482万人 16歳〜29歳 6% 30歳〜59歳 44% 60歳以上 50%
1998年(平成10) 389万人 15歳〜29歳 4% 30歳〜59歳 31% 60歳以上 65%

水産業就業者数
1965年(昭和40) 61万2000人 15歳〜39歳 41% 40歳〜59歳 29% 60歳以上 12% 女子 18%
1975年(昭和50) 47万7530人 15歳〜39歳 30% 40歳〜59歳 39% 60歳以上 14% 女子 17%
1985年(昭和60) 43万1880人 15歳〜39歳 23% 40歳〜59歳 44% 60歳以上 16% 女子 17%
1995年(平成7) 30万1430人 15歳〜39歳 15% 40歳〜59歳 36% 60歳以上 31% 女子 18%
1997年(平成9) 27万8200人 15歳〜39歳 13% 40歳〜59歳 34% 60歳以上 35% 女子 18%

林業就労者数
1965年(昭和40) 37万人
1975年(昭和50) 22万人
1985年(昭和60) 15万人
1995年(平成7) 9万人
1997年(平成9) 8万人

第一次産業就業者の数が減ってきているのがよく分かる。
農業や水産業は、海外から安く、大量に輸入できるようになり、後を継がなくとも、第二次・第三次産業で働けば食べていくことができるようになった。そのために後を継ぐ者も減少し、第三次産業への転身はこれからも増えていくだろう。
昨年のWTOの会議が紛糾していたのをご存知だろうか? どの国も自給自足は原則だ。例えば、中国産の野菜が毒菜と言われて、大変危険であることはご存知だろう。だからと言って、他所の国から輸入するとしても、その野菜には殺虫剤(ポストハーベスト)が散布されている。もちろん、国内産でも農薬は散布されている。だが、危険度はこの比ではない。健康、ひいては命まで脅かされるのである。輸入に依存してしまっては、生殺与奪の権を、他国に握られてしまう。何も銃火を交えるだけが戦争ではない。経済戦争というものもあるのだ。
国が健全であるためには、第一次産業をベースに、第二次産業、第三次産業とピラミッドを築いていなければならない。「食育」などと言っているが、木を見て森を見ずなところがある。根本的なところを見誤ることが無いように願う。

参考サイト:

◆ 未来経済研究室 「人口動態と産業構造」
http://www.study-mirai.org/works/the_world_compass0507.htm
◆ 暮らしを支える第一次産業
http://contest.thinkquest.jp/tqj2001/40574/top.html

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